第43回しまねの陶窯展
2011.09.15
「第43回しまねの陶窯展」が9月22~27日の開期で松江市の一畑百貨店で開催されます。
当窯も毎年の事ですが出店いたします。
その開催日迄にガス窯の本焼きをしたくて慌ただしい毎日です。
今日はその一で灯油小窯で素焼きをしながら七寸鉢、七寸皿を水挽きしました
明日は午前中に地元江津市の青陵中学校の生徒さんが校外学習で訪ねて来られる予定で、
午後はいつも陶器作りのお手伝いに行く学校へ土曜日の授業の準備に出掛けます。
この状況では開催日前の本焼きは難しいかもしれませんが、子供さん達に地場産業の窯業に興味を持って頂いたのですから、少しでも授業のお役に立てれば嬉しいですね。
石見の窯元も最盛期の大正時代には良質な粘土を産出する浜田、江津地区で100窯(瓦製造含む)以上有ったようですが、現在は石見地域すべてを含めても、当窯も以前加入していた石見陶器工業協同組合が8窯(瓦製造含まず)と組合不参加の十数窯(瓦製造含まず)が活動している状況です。
全国的に知名度の低い石見焼は、昭和30年代に「はんど(水かめ)」の需要が無くなって以降は試行錯誤しながも産地の個性を見いだせ無い中、後継者不足等も有りまだまだ厳しい状況が続きそうです。